先日行ったコンサートに触発されて買った一枚。
なにしろジャケがいい。 主役はロリンズをさしおきテナーとマイクだ。こういうデザイン、今では当たり前だけど人の顔はちゃんとファインダーに収めようという主観があるとこんなかっこよくできない。
1曲目のThe Last Time I Saw Paris、ロリンズのアルバムそうは聴いていないもののオープニングに共通のものを感じる。 言葉ですると難しいんだけど、リズムが特徴的で明るい感じってとこかな。
2曲目のJust In Time、Sonny Clarkのピアノと歩調をあわせるシングルトーンの出だしから隙あらばといわんばかりに自由奔放に吹くロリンズ節がかっこいい。
3曲目のToot, Toot, Tootsieは逆に前曲で裏方に回りきったClarkのピアノが彼ならではのソロを繰り広げる。
6曲目Ev’ry Time We Say Goodbyeはたしかコンサートでもやった奴だ。スローテンポのバラードという印象が強いが彼にかかるとここまで変わる。
続くCutieは名作Way Out Westを彷彿させる。
9曲目(オリジナルではラスト)のMangoesはラテンビートがかっこいい。まだ聴いていない彼のアルバムは多い。人生まだまだ楽しめそうだ。